モサブ・ハッサン・ユーセフ(イスラム原理主義組織「ハマス」創設者の息子)「本当に求めていたもの」

イスラム原理主義組織「ハマス」創設者の息子として生まれ、自分もパレスチナ闘争に参加してイスラエルに何度も逮捕されたことがあるモサブ・ハッサン・ユーセフは、新約聖書を読み、イエスの言葉に触れたときの体験を次のように語っています。

かつて金も権力も地位もあったが、私が本当に求めていたのは自由だった。それは何よりも、憎しみ、偏見、復讐への欲望を捨て去ることを意味した。イエスの言葉―汝の敵を愛せよ―が最終的に私を自由にした。もはや、誰が友で誰が敵かなど、どうでもよくなった。私は、彼ら全員を愛するのだから。

ー モサブ・ハッサン・ユーセフ(青木偉作訳)『ハマスの息子』(幻冬舎、2011年)

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