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「(ローマの大火は皇帝ネロの命令だという噂が消えなかったので)ネロは、噂を打ち消すため、その数の多さのために憎まれていたクリスチャンと呼ばれる人々に罪を着せ、最も残酷な拷問で罰した。クリスチャンという名の元になったクリストス(キリスト)は、ティベリウス帝の治世下でユダヤの総督を務めていたポンテオ・ピラトの下で処刑された。この有害な迷信はしばらくの間押さえつけられていたが、この害悪が生まれたユダヤだけでなく、ローマ市内でも勢力が爆発的に拡大していた」
ータキトゥス『年代記』

— タキトゥス(ローマ帝政時代の歴史家・政治家)