ヘブル11:3 ― 物理学が聖書に追いついた

聖書ひとこと解説バナー

ヘブル11:3

3  信仰によって、私たちは、この世界が神のことばで造られたことを悟り、その結果、見えるものが、目に見えるものからできたのではないことを悟ります。 

解説

目に見えるものが目に見えないもので構成されているとわかったのは、近現代に入ってのことです。量子理論を確立し、ノーベル物理学賞を受賞したマックス・プランク(1858~1947年)は次のように語っています。

物理学者として、つまり、物質の探求という、まったく退屈な科学に一生を捧げた者として、私のことを空想家だと疑う人はいないだろう。その私が原子を研究してきて言えることはこれだ。「物質など存在しない。すべての物質は、原子という最も小さな太陽系の中で、原子の粒子を振動させる力によってのみ発生し、存在している」

As a physicist, that is, a man who had devoted his whole life to a wholly prosaic science, the exploration of matter, no one would surely suspect me of being a fantast. And so, having studied the atom, I am telling you that there is no matter as such! All matter arises and persists only due to a force that causes the atomic particles to vibrate, holding them together in the tiniest of solar systems, the atom.

マックス・プランクが「物質は…原子の粒子を振動させる力によってのみ…存在している」という考えに至ったのは、1900年頃のことです。目に見える物質が、目に見えない「力」で成り立っているという考え方は、近代以前には想像もつかない発想だったでしょう。しかし、紀元1世紀に書かれた新約聖書は、すでに二千年近く前に「見えるものが、目に見えるものからできたのではない」と語っていたのです。

参考:Commentary by Ray Comfort, The Evidence Bible, NKJV (Bridge Logos Foundation, 2011), p.1768

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です