創世記1:21、24 ― ダーウィンの誤算(1)ミッシングリンク

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創世記1:21、24

21 神は、海の巨獣と、水に群がりうごめくすべての生き物を種類ごとに、また翼のあるすべての鳥を種類ごとに創造された。神はそれを良しと見られた。
24 神は仰せられた。「地は生き物を種類ごとに、家畜や、這うもの、地の獣を種類ごとに生じよ。」すると、そのようになった。  

解説

聖書は、生物は初めから「種類ごとに」造られたと語っています。この説明は、進化論の説明とは異なります。進化論では、原始生物から次第にさまざまな生物に分かれて進化してきたと教えるためです。聖書と進化論と、どちらが正しいのでしょうか。

進化論が正しいかそうでないかは、化石の証拠にかかっています。進化論が正しければ、生命がある種から別の種へと進化していく途中の中間形態の化石が数多く残っているはずです。ダーウィンは、このことをよく理解していました。ダーウィンは『種の起源』の中で次のように書いています。

もし種が別の種から細かい中間段階を経て派生してきたのなら、なぜいたるところで無数の中間形態を目にすることがないのだろうか。なぜ自然界は、混沌とした状態ではなく、私たちが今目にしているような種にはっきりと分かれているのだろうか。この理論(訳注:進化論)によれば、無数の中間形態が存在しているはずなのに、なぜ地中に無数の中間形態が埋まっていないのだろうか。
― Charles Darwin, On the Origin of Species (London: John Murray, 1872), pp.133-134

Why, if species have descended from other species by fine gradations, do we not everywhere see innumerable transitional forms? Why is not all nature in confusion, instead of the species being, as we see them, well defined? As by this theory innumerable transitional forms must have existed, why do we not find them embedded in countless numbers in the crust of the earth?

ダーウィンは、中間形態がないことが自分の説の信憑性を失わせることを認めつつ、その原因を化石が少ないためと考え、いずれ見つかると信じていました。現在はダーウィンの時代から150年近く経っています。1世紀半の間、科学者たちが熱心に証拠を探し続けた結果、世界中の博物館に1億以上の化石が登録され、25万種もの化石が見つかっています。それでも、いまだにダーウィンの説を裏付けるような中間形態の化石は見つかっていません。あるはずの化石が見つからないので、これを「ミッシングリンク(失われた輪)」と呼びます。

総合科学誌の『Nature』も、ミッシングリンクの存在を認めて次のように記しています。

人間の進化を証明するものとして一般的に受け入れられている化石は存在しない。
Nature, vol. 412, 2001, p.131 (Evidence Bible, p.14)

There are no universally accepted fossil remains which demonstrate the evolution of man.

また、『Time』誌は、進化論を主張する科学者について、次のように記しています。

科学者たちは、自分たちが最も大切にしている理論の根拠が、恥ずかしくなるほど少ない数の化石の断片しかなく、化石の記録には大きな断絶が存在することを認めている。
Time magazine, Nov 7, 1977 (Evidence Bible, p.14)

Scientists concede that their most cherished theories are based on embarrassingly few fossil fragments and that huge gaps exist in the fossil record.

進化論も進化しており、ダーウィンの説とは違う理論も発表されていますが、どれも決定的証拠に欠けることに変わりはありません。

フレミングの法則で知られる物理学者のアンブローズ・フレミングは、科学と聖書について次のような言葉を残しています。

不確実で、常に変化する科学という砂の上ではなく、神のみことばという岩の上に建てなければなりません。

“We must not build on the sands of an uncertain and ever changing science…but upon the rock of inspired Scriptures.”

参考資料

  • Commentary by Ray Comfort, The Evidence Bible, NKJV (Bridge Logos Foundation, 2011), p.700
  • Ray Comfort, How to Know God Exists: Scientific Proof of God (Bridge-Logos, 2007)

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