J・P・モルガン(1837〜1913年)は、米国の大金融業者でモルガン財閥をつくり上げた人である。
彼が亡くなった時、米国、ヨーロッパの経済界が大いに揺れたほどの大物だった。そのモルガンが、遺言でこう述べている。
「私のたましいを救い主イエス・キリストの御手にゆだねます。このお方が私を受け入れ、尊い血をもって洗い、天の父の御前に私を傷のないものとしてささげてくださることを心から信じつつ」
モルガンは自分の全財産をもってしても、神の御前に出ることが許されないことを知っていた。だから、彼が頼りにしたのは、神が備えた救い主イエス・キリストであった。
イエスの十字架による罪の贖いを信じ受け入れることによって、モルガンは神の御許に召されていったのである。
CD-ROM版 キリスト教例話集 Ver.4(クレイ2009年11月号より)