> 伝道者の書1:6伝道者の書1:6
風は南に吹き、巡って北に吹く。巡り巡って風は吹く。しかし、その巡る道に風は帰る。
> 解説解説
伝道者の書を書いたソロモンは、「巡り巡って風は吹く」と大気が循環していることを語っています。大気の循環の発見について、リチャード・ガンサー(Richard Gunther)は次のように語っています。
地球を取り巻く空気は、一方の半球では時計回り、もう一方の半球では反時計回りに、大きな円を描いて回っていることが、現代科学によって確認されている。
― Commentary by Ray Comfort, The Evidence Bible, NKJV (Bridge Logos Foundation, 2011), p.895
Modern science has confirmed that the air around the planet turns in huge circles, clockwise in one hemisphere and counterclockwise in the other.
ソロモンの「伝道者の書」は、科学者が大気の循環を「発見」する二千年も前に書かれたものです。
また、ソロモンの「風は南に吹き、巡って北に吹く」という言葉は、この地が球体であることを示唆しています。南に吹いた風が巡って北に吹くとは、南極を吹き抜けた風が巡って反対側で北側に吹く様子を表現していると考えることができます。
このように、聖書には不思議な記述がありますが、聖書の真の著者が天地を創造した神であると考えると、何も不思議なことではなくなります。
参考:Commentary by Ray Comfort, The Evidence Bible, NKJV (Bridge Logos Foundation, 2011), p.895, p.1768