詩篇23:1~4
1 【主】は私の羊飼い。
私は乏しいことがありません。
2 主は私を緑の牧場に伏させ
いこいのみぎわに伴われます。
3 主は私のたましいを生き返らせ
御名のゆえに 私を義の道に導かれます。
4 たとえ 死の陰の谷を歩むとしても
私はわざわいを恐れません。
あなたが ともにおられますから。
あなたのむちとあなたの杖
それが私の慰めです。
解説
この箇所は、神が羊飼いにたとえられています。イエス・キリストも、ヨハネ10:11でご自身のことをこう語っています。
わたしは良い牧者です。良い牧者は羊たちのためにいのちを捨てます。
羊は愚かな動物です。同じ溝に何度も落ちる羊もいます。
羊だけでなく、人間も、愚かな過ちをしてしまう者です。そして、時には危険な「死の陰の谷」を歩むことがあります。そうした羊のような人に対して、イエスは十字架にかかり、命を捨ててくださいました。
また、詩篇107:10~11では、「闇と死の陰に座す者」は、神のことばに逆らっている人であると言われています。
闇と死の陰に座す者
苦しみの鉄のかせに縛られている者
彼らは 神のことばに逆らい
いと高き方のさとしを退けた。
人は、神という牧者の元を離れ、さまよっています。イエスはそのような迷える羊を探し出してくださる方です。ルカ1:79では、次のような約束がされています。
暗闇と死の陰に住んでいた者たちを照らし、
私たちの足を平和の道に導く。
参考:Commentary by Ray Comfort, The Evidence Bible, NKJV (Bridge Logos Foundation, 2011), p.722