ヨブ26:7
7 神は北を、茫漠としたところに張り広げ、地を、何もないところに掛けられる。(新改訳2017)
解説
大地は巨大な動物や巨人に支えられていると信じられていた時代(紀元前1500年頃)に、旧約聖書の中でヨブは「地が何もないところに掛けられる」と語っていました。これは、地球が宇宙空間に浮かんでいることを表現していると理解することができます。『現代訳聖書』は、もっと直接的に次のように訳しています。
7 神は、この世界を越えて存在し、地球を宇宙の中に置かれる。
ローマカトリック教会が採用していた天動説によって、聖書も天動説を主張する非科学的な書物だと誤解されがちです。しかし、地動説を唱えたガリレオも、神を信じる信仰深いキリスト教徒であったことを忘れてはなりません。そして、聖書自体も確立された科学的事実と一致する見方を提供しているのです。
聖書は、読めば読むほど不思議な書物です。
出典:Commentary by Ray Comfort, The Evidence Bible, NKJV (Bridge Logos Foundation, 2011), p.1768