マルコ 1：15
15「時が満ち、神の国が近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」
今日の霊想：信じる者に与えられる神の力
イエスを信じる者は、この地上生涯において、神の国の力を経験することができます。「神の国」というテーマに関して、米国の神学者であり哲学者でもあるダラス・ウィラードは、次のように書いています。
私は幼少期を、ミズーリ州の南部で過ごしました。その地方には、まだ電気が届いていませんでした。高校三年生の時、私たちが住んでいた地区にも電線が張られることになりました。家庭や農場に電気が届けられたのです。電気が利用できるようになると、日常生活が革命的に改善されます。私たちは、電気の力を信じ、それを理解し、具体的に利用するという決断だけで、便利な生活を享受（きょうじゅ）することができるようになったのです。ところが不思議なことに、電気を信用しない人たちが何人かいたのです。その人たちは変化を嫌い、依然として灯油で光を得る生活にとどまりました。いわば「電気の国」に入ることを拒んだのです。「神の国」もこれと同じです。主イエスは、「時が満ち、神の国は近くなった。悔い改めて福音を信じなさい」（マルコ1：15）と言われました。イエスをメシアと信じる者は、ただちに神の国の力を経験することができるようになります。
Dallas Willard, The Divine Conspiracy, HarperCollins Publishers
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出典：中川健一『月刊デボーションガイドClay【クレイ】2006年8月号』（ハーベストタイムミ二ストリーズ）p.53
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