伝道者の書5:15 ― 霊想:苦難がもたらす祝福

霊想

伝道者の書5:15

15  母の胎から出て来たときのように、裸で、来たときの姿で戻って行く。自分の労苦によって得る、自分の自由にすることのできるものを、何一つ持って行くことはない。 

今日の霊想:苦難がもたらす祝福

大事なものを失うという体験は、人生観を変えます。ある人が病気になり、入院しました。病院のベッドの上で、彼はこう書きました。

「病気になって、この世の人たちが求めるものを自分は求めなくなっていることに気付いた。銀行預金の残高や所有している車の台数などがそれである。伝道者の書にあるように、これらのものを追いかけることは、風を追うようなものだ。より豊かになろうとして労苦するのが、虚栄の人生であることに突如気付いたのだ。それは全くの虚栄である。私は神の前に裸であると感じた。死ぬ時には、何も持って行けない。最後に残るのは、私と神の関係、私と家族そして友人との関係である。もし病気になっていなかったなら、私は残りの人生を、移ろいやすいものを追いかけて浪費していたことであろう」

私は、この男性は病気から教訓を学んだのだと思います。そうは思いませんか 。

Bill Hybels, “The Often-overlooked Benefits of Losing,” Preaching Today
Used by Permission from PreachingToday.com

『月刊デボーションガイドClay【クレイ】2006年8月号』(ハーベストタイムミ二ストリーズ)p.89より転載


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